柔道整復師
骨つぎとか、接骨院とも呼ばれている職業の正式名称が柔道整復師です。
正式名称で聞くより、この二つの通称を聞いた方が、その仕事の内容が一般的に理解しやすいと思われます。整体という言葉も同様に使われることが多いのですが、整体は、カイロプラクターのことを言い、これは、国家資格ではなく民間療法です。
男女にかかわらず取得できる資格ですが、実際には80％が男性です。力を必要とする治療内容が多いという印象を持たれているからだと思われます。
この資格を取得するは、高校を卒業した後、厚生労働省が認可している学校、または養成機関で3年以上学ぶ必要があります。柔道という言葉がついているように、柔道の経験も必要ですが、経験がなくても、養成機関で必要な学ぶことができます。
柔道整復師の就職先は、
接骨院・整骨院、病院や介護施設、ほかにも、スポーツトレーナーなどになる方もいます。
将来は独立して開業することも視野にいれることができるのは、魅力的ですね。
厚労省が認可する職業ですから、捻挫、骨折、脱臼など一定の症状に対しては、医師と同じように診察や治療ができます。実際に接骨院に行ってみると、電気療法など近代的な治療法も多く取り入れられていて、柔術からできた治療術の範囲にとどまらず、進歩していることが理解できます。
中学校や高校のスポーツ系クラブでは、地域の信頼できる整骨院を指定して、怪我をした生徒・学生たちを通わせ、顧問が逐次、怪我の状況が把握することができるようにしているところもあります。
また、肩こりや腰痛など、生活の中での苦痛を和らげることに力を入れているところもあります。
このような状況から考えると、その需要が少なくなることはないと思われます。