管理栄養士
最近、管理栄養士という職業につく人が紹介されるようになってきました。
生活習慣病や食物アレルギーが、メディアで多く取りあげられて、食事と栄養管理の重要性が注目を浴びているなか、その存在がクローズアップされたといえるでしょう。
管理栄養士というのは、
- 栄養士として2年以上の実務経験があり、
- 国家試験を合格された方
のみにその資格を与えられます。
ですから、栄養士以上に栄養に関する専門的な知識を有していて、
世間的な評価も高い資格だといえるでしょう。
栄養士は、栄養管理を考慮しながら給食の献立をたてたり栄養相談を行うことができます。でも、現状をみてみると、
給食の調理をしたり、材料を発注したり、
調理師と同じような仕事をしているのが現実のようです。
管理栄養士の場合は、栄養士と同じ仕事をするケースが多いのですが、
大規模な病院や地方自治体の保健センターで栄養指導を行うことができます。
ほかにも、栄養改善事業を企画するといった、地域の給食施設の管理業務を行っている方も多くいらっしゃいます。
法令では、
300食以上の集団給食をつくる施設には、一人の管理栄養士を配置する必要があります。
ですから、就職先としては、給食を必要とする学校や病院、さらに企業など、より大規模な施設が該当することになります。
また、専門職としての重要性から、各市町村からの求人もあるようです。
試験の合格率は、20〜30%前後と少々厳しいものとなっています。そのため、有資格者を確保するために、一般企業では、資格取得する際には補助金を支給したり、合格した場合は資格手当を支給ケースも多くみうけられます。
少子化、高齢化社会などの社会的要因もあり、需要の高い資格ですから、今後、ますます活躍の場が増えることでしょう。